ダイエットをしている、またはしたことがある方で停滞期の壁にぶつかったことのある方は多いと思います。
停滞期の乗り越え方を知らないと、モチベーションが下がりストレスを抱えて逆にリバウンドしてしまうこともあり得ます。
そんなことにならないように、停滞期の乗り越え方をご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてください!
【停滞期とはなにか?】
停滞期とはこれまで順調に減っていた体重が減らなくなり、停滞する時期のことです。
最初は順調に体重が減っていても、途中から減少が止まってしまうなんて経験をしている方は多いと思います。
【停滞期の原因とは?】
ダイエット中の停滞期は、人間の体に備わっているホメオスタシスという機能によって引き起こされます。
ホメオスタシスとは、体温や血糖値などを正常に保とうとする機能のことで、ダイエットによって飢餓状態に近い状態になることで働き始めます。
そうなると、栄養の吸収が高まったり、脂肪が蓄えられやすくなったりするため、体重の減少が停滞します。
食べ物からのエネルギー吸収率が上がるのと同時に、運動などによる消費率が抑えられるようになるため、体重が減りにくくなります。
また停滞期は基礎代謝が低下しているため、このタイミングでダイエットをやめるとリバウンドする可能性があります。
【停滞期はいつから?】
停滞期はダイエット開始から1カ月前後、もしくは体重が5%減少したときに停滞期に入ると言われています。
期間は約2週間~1か月前後続くと言われています。
【停滞期を乗り越えるためには?】
●断食してみる
いくら運動と食事制限をしていても、ストレスやむくみなどで体重がへらないときがあります。そんな時は、
効果の出やすい断食をしてみて、モチベーション回復を図ってみましょう。また体質改善の観点からも断食は
非常に有効といえます。空腹状態が8時間以上続くと、体内のブドウ糖がなくなり、脂肪が分解されてケトン体
ができ、主なエネルギー源となります。ケトン体はDNAに働きかけ、効率よくエネルギーを作り出すようになります。
すると脂肪を燃焼しやすく、太りにくい体になります。断食は厳密に決める必要はなく、生活状況や体の調子に
合わせて行えば十分です。2週間に1回でも、1週間に2回でもよく、また炭水化物のみを抜いておかずを少し食べる
といった具合に加減するのもアリです。
●レコーディングダイエットしてみる。
このダイエット方法で痩せられる理由は、無意識に太る行動を避けるからです。いつも無意識にやっている行動を
書き出し、客観的に見るだけで無意識に制限するようになるのです。
この方法を行うときに絶対に守ってほしいことは、
「食べた物をすべて記録すること」
です。ご飯以外にも間食やおやつなど極力漏らさず記録してください。記録を始めると、自分の認識している
摂取量と現在の摂取量の違いに気づくはずです。
●女性の場合は、生理中はダイエットを無理しない。
女性は生理前になると、黄体ホルモンというホルモンの分泌が活発になります。このホルモンは、水分や脂肪を
ためこむ性質があるので、食欲が増えたり、代謝が悪くなりむくみやすくなってしまいます。この間で気を付けて
ほしいのは、脂っこいものや甘いものの摂りすぎです。
我慢のしすぎや、無理な食事制限はストレスをためこむことになるので禁物ですが、好き放題に食べていては
逆効果になります。食べる時は、一度にたくさんではなく、細かく分けて食べるようにしましょう。
生理後1週間ほどは、実はダイエットをするのにとても向いている期間でもあります。この時期には、
卵胞ホルモンの分泌が活発になります。このホルモンが活発に分泌されると、代謝が上がりむくみも解消され、
痩せやすい時期へと突入していきます。
【チートデイって有効?】
チートデイとは、停滞期を脱するために1日だけ高カロリーの食事を摂る日のことです。
重要なのは、たくさん食べて痩せやすくなるということではなく、飢餓状態をリセットして、
痩せやすいモードにするということです。
実施するタイミングとしては、ダイエットをはじめて3週間~1ヶ月ほどで停滞期が訪れるのでそのタイミングで実施しましょう。
また取り入れるのは1日間だけです。
実際に食べるものはエネルギーに変わりやすい糖質や脂質を多く含む食事を通常の食事量以上に摂ります。
明確に量は決められていませんが、1日に体重1㎏あたり45kcalを摂ることがひとつの目安とされています。
食事量を中途半端に増やすのではなく、かなりエネルギーを摂取することで身体に働きかけます。
高カロリーを摂取した翌日は、当然体重が増えますが、ここで燃えやすい身体にリセットされると、その後は体重が減っていきます。
翌日以降は、再びダイエット生活に戻して体重の減少を確認しましょう。
いかがだったでしょうか?
ダイエットにおいて避けて通れないのが停滞期です。
しかし、正しいやり方で試すことで停滞期を乗り越えることができるでしょう!
ぜひ皆さんも自分と真摯に向き合い、自分の体質を理解しましょう。