美しい身体づくりにはかかせない筋トレ。
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動と合わせて行うことで
さらにパフォーマンスを上げることができると言われています。
筋トレやウォーキングなどを行う理由は、ダイエットや健康維持など
人それぞれです。また体型や目標が異なる人が同じメニューを行っても
期待した効果が得られるとは限りません。
そこで、自分の目標に合ったトレーニングを行うために役立つのが、
消費カロリーです。消費カロリーを目安にトレーニングを行うことで
目的に合わせて運動の計画を立てやすくなります。
ですが、ランニングや筋トレはどのくらいカロリーを消費するのでしょうか?
筋トレといっても様々ですが、自分の体重を使って行う軽度なトレーニング
(腹筋、腕立て伏せ、スクワットなど)の場合は3.5METs程度となっています。
※METsとは直訳すると代謝の量という意味で、安静時を1として、運動や
活動を行った際に何倍のカロリーを必要とするのかを表しています。
ストレッチやヨガなどは、2.5METs程度なので、テレビを見ながら行うことで
何もせずにみるよりも2.5倍のカロリーを消費していることになります。
例えば、体重60㎏の人が30分行うと消費カロリーは75kcalとなります。
続いて、ジムなどで器具を使って負荷を加えながら行う筋トレの場合には
8.0METs程度となります。この場合、同じく60㎏の人が30分行うと、
消費カロリーは210kcalとなります。このようにランニングなどでスピード
を上げて同じ時間走ると消費カロリーが増加するように、筋トレでも負荷を
かけるほどに消費カロリーも増加していきます。
ところで、皆さんは1日の運動量の目安を知っていますか?
厚生労働省の発表で、18~64歳における身体活動の基準としては、強度が
3METs以上の身体活動を23METs・時/週行う。具体的には、歩行またはそれと
同等以上の強度の身体活動を毎日60分行う、とされています。
これを行うことによって、生活習慣病などにかかるリスクが低くなり、健康的
な身体を維持することができるということです。
つまり、ウォーキングが3METs程度なので、先ほどと同様に60㎏の人が1時間
行うと、消費カロリーは126kcalとなります。これを毎日行えば1週間で882kcal
を消費することができ健康な身体づくりを目指すことが出来るということになります。
筋トレだけでなく、ランニング、ウォーキングなどの有酸素運動を一緒に行うことで
効果的に身体づくりを行うことができます。消費カロリーだけでなく摂取カロリー
もしっかり計算しながら、上手にコントロールしていきましょう。