一般的に、肩こりや運動後の疲労した筋肉、使いすぎで緊張度が
高く、血流の悪い筋肉には5~10秒の短いストレッチを数回に分けて
行うことが効果的でしょう。
これは、短いストレッチによって筋ポンプ作用が促進するためです。
疲労した筋肉は、血流が阻害され、血液を運搬する能力が低下している
状態です。血流が悪くなってる筋肉に、1分程度のストレッチを行う
と、筋肉を長時間圧迫することとなり、疲労の回復に繋がる筋ポンプ
作用が働きにくくなると考えられています。
一方で、5~10秒程度の短時間のストレッチを数回繰り返すと、筋肉は
緊張と弛緩を繰り返し、筋ポンプ作用を利用して疲労の回復、柔軟性
の改善に繋がりやすい状態を作ることができるのです。
血流を促すストレッチのコツは、
①時間帯などに限らず、頻度を高めて定期的に行う
②正確に筋肉を捉えるために、伸ばす筋肉を意識する
③ゆっくり伸ばし、エンドポイントで静止する
④5~10秒の短いストレッチを回数多めで行う
皆さんぜひ試してみてください。