筋肉の原料となるたんぱく質を摂取しましょうと思ったら
皆さんはまず何を思い浮かべますか?
私もそうですが、多くの人が「肉」と答えるでしょう。
ですが、脂が一緒にくっついているのが気になりますよね。
牛肉、豚肉ともに皮抜きだとしても脂質量は高くなりがち。
その点、魚は高たんぱくで良質の脂質が摂取できる優良な
食材です。
肉と魚の大きな違いのひとつは脂質の内容です。肉には飽和
脂肪酸が多く、常温では固形の状態。動物性の脂が冷えると
白く固まった脂の塊ができるのはこのため。一方で魚に多いのは
不飽和脂肪酸で、こちらは常温でも液状。これが、魚の栄養素
としてよく耳にするEPAやDHAの正体。魚が冷たい海の中で
脂肪が固まらずにいられるのはこのためです。
DIAAS(消化性必須アミノ酸スコア)によると、魚のたんぱく質
は非常に高い栄養素を持っており、その中でも魚のすり身を
原料にしたかまぼこや魚肉ペプチドは特に高い値を示しています。
是非、皆さんも良質なたんぱく質源として日々の食卓に魚を
取り入れてみてはいかがでしょうか。