ボディメイクでは体重よりも体脂肪が重要視されます。
それは、脂肪と筋肉では体積の違いがあるためです。
同じ体重でも、体脂肪率の違いによってプロポーションは大いに
違って見えます。
例えば、体重50キロで、体脂肪率22%の脂肪量は11キロ、
一方、体脂肪率34%の脂肪量は17キロにもなります。
この6キロの重さの違いが、筋肉なのか脂肪なのかの違いですが
脂肪の6キロは筋肉よりも25%増しに見えてしまいます。
なぜなら、筋肉と体脂肪では密度が違うからです。
脂肪の体積は水の1.1倍、筋肉は0.9倍。つまり体積の違いは
1.1(脂肪)- 0.9(筋肉)=1.22
これが約25%増しの理屈です。
つまり、この場合、あなたの身体は25%も余計に膨張して
見えているのです。
同じ体重なのに見た目の差はけっこうあります。
さらに、筋肉は姿勢を美しく保つ機能があるため、スラッとして
見えます。一方で脂肪はだらしなく見えてしまいます。
筋トレで必要な部分に筋肉をつけることは、ボディメイクの基本
なのです。