姿勢が悪くなると体の一部に負担がかかるため、疲れがとれなかったりするなど
日常生活にさまざまな支障をきたします。またそればかりではなく痛みを伴って
生活の質が低下したり、機能障害を引き起こす可能性もあります。
ですが、これらの症状は、日常生活の中でストレッチによる姿勢改善を取り組むことで
緩和することができます。
またストレッチを継続しておこなえば筋肉の柔軟性を向上させ、姿勢改善につながります。
今回は、姿勢改善につながるストレッチ方法をご紹介します。
【姿勢が悪くなるのはなぜ?】
姿勢の悪さは、日頃の生活習慣や長年の癖によって引き起こされます。
なかでも、パソコン作業などをおこなうデスクワークや長時間のスマホの使用が挙げられます。
この2つに共通しているのは、前傾姿勢になりやすいという点です。
こうした姿勢が長時間続くと、人の体はバランスを崩してしまい、正しい姿勢を
維持できなくなり、姿勢が悪くなってしまいます。
姿勢の維持に大きな役割を果たしているのが、腹筋や背筋といったさまざまな筋肉です。
そのため、筋力が低下することで筋バランスが崩れ、正しい姿勢を維持することが
困難になってしまいます。
【悪い姿勢ってどんなの?】
①猫背
猫背は背中が丸くなってしまい首が前に出ている状態です。
人の背骨はもともとS字カーブを描くように湾曲していますが、猫背はこの湾曲
度合がさらに強くなることで背中が曲がり、顎が前傾した状態のことを言います。
②反り腰
反り腰は、骨盤が前傾することで腰が前に反っている状態です。
ヒールなどを頻繁に履いていると、人の背骨本来のS字カーブよりも腰が反るように
大きく湾曲し、反り腰になります。
③ストレートネック
首の骨も本来は緩やかに湾曲しているものですが、前傾したまままっすぐに
なってしまっている状態です。主にスマホの長時間使用が原因で、「スマホ首」
とも言われています。
【姿勢改善のストレッチ方法】
①猫背のためのストレッチ方法
・立った状態で両腕を横に伸ばす。
・肩甲骨を中心に寄せるイメージで腕を曲げ伸ばしをします。
・ゆっくりと1分ほど繰り返しましょう。
②反り腰のためのストレッチ方法
・仰向けに寝て両膝を軽く曲げます。
・背中は地面につけます。
・お尻に力を入れながら、少しだけ浮かせ10秒ほどキープします。
③ストレートネックのためのストレッチ方法
・タオルの両端をつかみ、首の裏に当てます。
・タオルに頭の重みを委ねて、タオルを斜め上に引っ張ります。
・頭の力は抜いてゆらゆら揺らすように動かしてください。
【まとめ】
今回は、姿勢が悪くなる原因と、姿勢改善のためのストレッチ方法を
ご紹介しました。
姿勢の悪さが気になったら、生活習慣を見直すのはもちろんですが、ストレッチも
生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
姿勢改善で体の健康を保つのはもちろんですが、周りからの印象も良くしちゃいましょう!