顔や足などのきになるむくみ。すっきりさせるには、どうしたらいいのでしょうか?
今回は、むくみと食べ物の関係や、コンビニでも手に入るむくみ解消に役立つ
食べ物について紹介します。
【むくみを起こすNGな食べ方とは?】
むくみとは、身体の中に余分な水分がたまった状態です。水分は重力によって移動
するため、朝は顔にむくみが起き、夕方は足にむくみが起きやすくなります。
むくみの原因は、病気や薬によるものなどもありますが、以下のような食べ方でも
むくみが起きてしまいます。あてはまるものがないかチェックしてみてください。
●塩分の摂りすぎ
塩分の摂りすぎは身体に水を溜め込んでしまうため、むくみの原因となります。
塩分をたくさん摂ると、血液中のナトリウム濃度が高まり、それを薄めようとして
たくさんの水分が必要となります。結果、血液中の水分が増え、血管から水分が
にじみ出てむくみとなるのです。
外食や総菜が多かったり、お菓子やカップ麺などの塩気が多いものを食べて
いたりする食生活では、むくみやすくなります。
●糖質に偏った食生活
ご飯やパン、麺など糖質ばかりに偏った食生活でもむくみを引き起こすことが
あります。
肝臓で作られるアルブミンというタンパク質は、血液中の浸透圧を調整する役割
があります。血中アルブミン濃度が低下すると、水分を血液中に維持できなくなり
血管の外に水分が漏れ出てしまいます。アルブミンはタンパク質から作られるため
タンパク質の摂取が不足することでむくみの原因となります。
●お酒を飲む量が多い
お酒を多く飲むことで血中アルコール濃度が高くなり、血管が拡張して水分が
漏れ出てしまいます。また、おつまみなどで塩分を多く摂りすぎることで余計に
むくみやすくまります。
【むくみをとる食べ物は?】
塩分の摂りすぎによるむくみには、カリウムを含む食べ物が効果的です。
カリウムは余分なナトリウムを排出してくれる働きがあり、むくみの解消を
助けてくれます。
●野菜
野菜は他の食べ物に比べ、カリウムが豊富です。
カリウムは水に溶け出る性質があるため、生で食べれるものは生で、
ゆでる場合は、さっと茹でるか電子レンジで加熱すると効率よく摂取できます。
野菜たっぷりの食事を心がけましょう。
●芋類
芋類も野菜と同様にカリウムが豊富です。
糖質が多いため、食べすぎには注意しましょう。主食の代わりや間食で取り入れる
のもよいでしょう。
●果物
果物はカリウムはもちろん、ビタミンCや抗酸化物質など美容にもうれしい成分を
含んでいます。1日200gを目安にし、毎日取り入れるとよいでしょう。
●コンビニで手軽に手に入るもの
コンビニで手軽に手に入るものでもむくみ対策が可能です。
にんじんやトマト、野菜ジュースはとくにカリウムが豊富です。
【むくみ予防のポイント】
●塩分の摂りすぎを避ける
塩分の摂りすぎになりやすいスナック菓子、カップ麺、肉加工品などは
食べる回数や量を減らしましょう。また外食や総菜が多い方も、漬物は食べない、
ドレッシングは控えるなどの工夫で塩分を減らしましょう。
●運動をして筋肉をつける
ふくらはぎの筋肉は、足にたまった血液を心臓に戻す働きをします。足の筋肉を
つけることで、夕方の足のむくみがきになりにくくなります。
●身体を冷やさない
身体を冷やさないことで、血液循環がスムーズになり、むくみが気になりにくくなります。
冷たい飲み物は避け、常温の飲み物をとる、ひざかけなどで下半身を温める、湯船につかり
全身を温めるなどで冷やさない対策をしましょう。
むくみは、日々のちょっとした心がけで対策ができます。ケアをしても改善されない場合や、
気になる症状が続く場合は、医療機関を受診しましょう。